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2017年5月18日 (木)

時代劇に取って代わったのは刑事ドラマ?

 うちの地方では時代劇「桃太郎侍」(高橋英樹主演)の再放送をしていて、これは回数がかなり多かったみたいだが、昨日、ようやく最終回を迎えた。
 実は時代劇は割と好きなジャンルで、まぁ何回も再放送されていたものだから、ふだんは見ていなかったが、最終回だけ、どんな終わり方だったか、録画しておいて今朝、見てみました。

 ストーリーは、ふだんの回は水戸黄門や大岡越前と同様、勧善懲悪を絵に描いたようなものだけど(何一つ憶えていないけどネ)、さすがに最終回だからか、双子の実兄・松平備前守が政敵でもある老中(名前は失念)に殺され、その仇を討つという、幕府の機構の闇に切り込む話になっており、鬼退治をしたあとに、一人、旅に出るところで終わっている。
 幕府の闇に切り込むといっても、将軍や幕閣が何人も出てきて狐と狸の化かし合いをするような複雑な話ではなく、悪役も老中と勘定奉行の二人だけという(部下は大勢いるけど)、まぁ何とも“のほほん”としたものでしたね。
 でも、時代劇が好きな人はある程度の年代を超えていると思うので、こういう単純な話の方が、ストレートにカタルシスを得られるのかもしれない。

 最近は時代劇がめっきり減って、NHKの大河ですら、次は現代劇だそうだが、今朝、見ていてふと思ったのは、今は刑事ドラマ、いや、もっと幅広く「推理モノ」と言ってもいいけど、それが時代劇に代わって、視聴者にカタルシスを提供しているのではないか、ということでした。

 なぜそう思ったのかというと、今の時代、悪がなかなか滅びない、という単純な理由です。滅びないどころか、何が悪か、誰が悪かも見抜けないのが、今の時代の複雑さだと思うんだよね。
 だから、悪をバッサバッサと退治するドラマが次々に作られるのは、実は国民にカタルシスを与える国策ではないか、なんていう都市伝説が生まれたりするぐらいで。

 ちなみに、今、ざっと数えてみたら、この推理モノ、1週間で13本ありましたねぇ。そしてそのうち7本が、刑事や警察機構が主人公になっているもの。
 刑事モノといっても、昔の「太陽にほえろ」に代表されるような、犯人をいろんな方法で追い詰めて逮捕して終わり、という単純な図式のものはむしろ少なく、たとえば上層部との対立とか、あるいは警察機構の中に闇の組織があってそれを暴いていくとか、そういう横線を絡めたものがほとんどといってもいいかもしれない。
 まぁそういう糸を織り込んでいかないと、視聴者も納得しないんだろうね。自分の周囲が、善か悪かで色分けできるような単純な世界でないことだけは、たぶん、誰もが気付いているだろうから。

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